GUMBO fest!

GUMBO fest!vol.1レポート 2005.10.23
photo by K.Mariko

2005.10.23、記念すべき第1回ガンボフェスが開催されました。 場所は大阪RAIN DOGS。 早朝から雨がパラつき、お天気が心配されましたが、なんとか持ち直して曇り空。 午後1時開場予定が若干遅れ、開演時間も15分遅れでスタートしました。

最初の3組は、いづれもニューオリンズのルーツ音楽を踏襲したバンドです。
まずは、トップバッターのプロフェッサーロングヘアー&ザ・ニューオリンズパンチ
バンド名を言っただけでなぜか失笑が(笑)。プロフェッサー・ロングヘアーやヒューイ・スミス&ザ・クラウンズ等の ニューオリンズR&Bを中心に、大きくアレンジを加えた演奏。 演奏もユル目ですが、マイクスタンドのネジはもっとユルかったようです。
途中、セッションとして1曲ゲスト参加したのは、ロックンロールピアニストの。ひとり異常なテンションで すっとばして行きました(笑)。


photo by N.Morishima

2番手は、東京のZYDECO KICKS
初の大阪進出は大成功でした!最初から最後まで1つのノリで突っ走り、ザディコを知らないお客さんからも 「ザディコがこんなに楽しいなんて!」と大絶賛の嵐。
2人のラブボードが客席まで降りて演奏し、ニューオリンズパンチが投げられなかったマルディグラ・ビーズ (M島さん、ありがとう!)をバラまき、疾走感のある演奏で会場中が踊らずにはいられないお祭りムードに! ここは本当に大阪?ニューオリンズのロックンボウルか? それともラフィエか?
当日急遽出演順が早まったため、これを見逃した人はなんてお気の毒。

全出演者の中でも、バンドとしての演奏力の高さとクールさでは別格だったのが3番手のROOM165。 全編インストでミーターズ〜ジャズファンクをフォンキーに聴かせてくれました。
しかししかし!後で聞いたら、今回のために急遽集まった寄せ集めのバンドで、リハもほとんどやってないと いうではありませんか!なんということか!
メンバー全員が音楽を深く理解し、同じ方向を向いていることが伝わる名演でした。


photo by N.Morishima

さてここで、お外の庭の様子を少しだけレポート。

こっちにはいくつかの屋台が出て、美味しいフードをいただきながら野外での演奏も楽しめるようになっています。 今回はこのフード屋台もとても好評でした。

まずは、カフェ&アンティーク・ショップmayfield出店のトルティーヤ屋台。
これ、あたしも食べましたが評判通りのバカ美味でした!
たっぷりの野菜とチキンをトルティーヤ生地でクルッと巻いて、トマトとゴマの2種類のソースから好きな方をチョイスできます。
あたしはシェフに「どっちがオススメですか?」と尋ねて「ん〜〜どっちかといえばトマトかなぁ」と言われたので素直に従ってトマトソースに。 辛すぎないソースにちょっとだけお豆なんかも入ってて、なんとも南部風味。うめぇ〜〜!見た目よりもかなりのボリュームで、満足満足。 レインドッグス店内から持ち出した白ワインとの相性もバツグンでした。
この日は、トルティーヤだけでなく手作りのケーキやスタックス等の音楽グッズの販売も。
自宅を改装して作ったというお店は四ツ橋線岸里駅近く。アットホームで落ち着ける、ソウルミュージック流れる可愛いお店です。 お近くの方は是非、お店の方にも足を運んで下さいね。

photo by K.Fukuzawa

続いて、ニューオリンズならではのケイジャンフード屋台。
まずは、イベント開催前から話題になっていたガンボ屋!これもうまぁ〜〜い! 本場の物よりももっとあっさりしていてクセがなく、初めて食べる人にもとても好評でした。 お米もサラッと食べられるように長粒米を使うこだわりぶり。海老もしっかり入ってます。
ここでは他にも、スパむすび(いわゆるスパムおにぎり)も売られていて、ハワイからの風も吹き込まれました。
あぁ、ほんとに日本とは思えないわぁ〜

もっとも日本とは思えない屋台はもちろん!ザリガニ
土鍋で煮込まれた塩茹でザリガニ、1匹100円です。尼崎の川で捕獲(みんな引かないで〜、笑)。 ええ、もちろん食用ではございません。
「食中毒注意」と自ら書いてありますが、この際です。気にせず食べましょう(笑)!
とにかく、このザリガニ屋台があるかどうかで会場の雰囲気は全く違ったと思います。

その他、食べた人が全員口を揃えて「あれ、美味かった!」と言った海老すじカレー(おそらくレインドッグス出店)。
甘口だけど、尋常ではない煮込みっぷりでみんな大絶賛でした。
本当に、今回はフードの評判がとても高かったです。

photo by N.Morishima

さて、ライブに戻って続いてはロック勢から2組。

まずは、このレインドッグスがホームグランドともいえる大人気ミステルズ
独特のR&Beerサウンドで、お酒も進みユルくて楽しめるステージング。ミステルズ目当てのお客さんも多かったように思います。
この後のマネースパイダーも同様ですが、ニューオリンズ音楽にインスパイアされたロックバンドはファンキーでは あるけれど鋭く攻撃的な音にはならない傾向がありますね。根底に大きくてゆったりとしたものを感じ、ロック好き だけではなく黒人音楽好きをも魅了する力があります。
ちなみに、最後の曲(DAKARAのCMでお馴染みのヒューイスミス&ザ・クラウンズ『Don't You Just Know It』)で あまりの楽しさにステージに乱入してしまったのはバホ弾きのSPOCKさんです。

続いては、ガレージロックとニューオリンズ音楽をまろやかに融合させてしまったMONEY SPYDER。 ガンボ祭にぴったりな楽しくてエキサイティングな演奏で、会場中がひとつになって踊り狂いました。
いつもの4人にパーカッションが加わり、後半はスカバンドPUG27から2本のホーンも参加。 ついには会場中で一番目立っていたフランスパン・カズーのムーサンも加わり、盛り上がりは最高潮に!
終始「かっこいい」とつぶやき続けていたのは、ZYDECO KICKSのギタリストTexas Tornado氏でした。

photo by K.Fukuzawa

さて、ここで会場全体の雰囲気を簡単に御説明しましょう。
会場であるRAIN DOGSは入り口の門を抜けると広い庭があり、その先のドアを開けるとライブが行われるステージがあります。 (このページの最初にある写真が、門の外側から会場を見た様子です)
庭には前述のフード屋台といくつかのテーブルとベンチがあり、外でゆっくり食事や談笑を楽しむこともできます。 また物置きがある一角では弾き語りスペースがあり、まったりと音楽を楽しむこともできます。
ドアを開けて中に入ると正面にステージ、そのバックにはスクリーンがありライブ中を含めて終始プロジェクターで ニューオリンズ・ジャズフェス等のライブ演奏が映し出され、ステージ右手奥には、プロフェッサー・ロングヘアーの ポスターが2枚飾られています。
客席側はオールスタンディングになっていて、会場の床いたる所にカラフルな風船が転がっている楽し気な雰囲気。 右手側にはドリンクが購入できるカウンターがあり、左手側にはDJブースが。 ライブの合間は、3人のDJによる好センスな音楽を楽しむことができます。
入り口すぐの右手側には階段があり、ここから2Fに上がれるようになっています。 2Fは吹き抜けになっていて、会場を取り囲むようにぐるっとカウンター席があり、上から覗き込むようにステージが 観られる造りです。 落ち着いてライブやDJ、映像を楽しみたい人は、ドリンクやフードを持ってのんびりと2Fで寛いでいる人が 多かったようです。

寸法等の細かい部分は適当だけど、だいたいこんな感じ

では、ここでステージの合間にかっこいい音楽を聴かせてくれた3人のDJを御紹介します。
まずは、OSAKA TWIST AND SHOUT で お馴染みのJAMES
「無茶苦茶男前の上に、あの若さで7inchしか持ってないらしい」という壮絶な評判を聞いていたのですが、 まぁ、予想を裏切らないかっこよさ! 50〜60年代のR&Bを中心とした選曲センスの良さに加えて、当日会場に駆け付けた音にうるさい大物達までもが 舌を巻いた程の驚愕コレクション。 じっくり聴く派も踊りたい派も魅了する選曲で、イベントに華を添えてくれました。
そしてイベント終了後、予想通り銀さんに捕まってました(笑)。

続いて、ファンキーでクールなソウルやファンクをたくさん聴かせてくれたのが、 ザ・たこさんThe Familytoneのギタリスト、山口しんじ。 普段は全くDJはやらないとのことで、当日朝6時まで選曲に迷っていたそうです(笑)。 しかし、そのセンスはお客さんたちの反応をみても明らか!踊らずにはいられないフォンキーな選曲! ステージでの演奏がない間も、RAIN DOGSをダンスホールにしたのはこの選曲のおかげですね。 次回は是非、ギタリストとしてバンドで参加していただきたいです。

photo by N.Morishima

そして最後は、黒人音楽好きなら知らない人はいない音楽ライター文屋章
さすがに文屋さんが回している時は、DJブースの周りに人だかりができていました。
「今回は踊れるファンキーな選曲で、有名曲から珍しい音源も用意する」と聞いていたのですが、 そのまんまのダンスチューン揃い!
あたしは2Fで聴いていて「ん?この曲、誰?」と思い、下を覗きこむと回しているのが文屋さん。 大急ぎで1Fに駆け降りて「文屋さん、これ誰ですか?!」と質問に行ってしまいました (もちろん、丁寧に教えてくださいましたよ)。
みんなに踊ってもらうため、あおり用のマイクを使用する予定でしたが、結局みんな放っておいても踊ってたので 必要なし!
ちなみに、上の写真でターンテーブルの前に置いてあるのは、S崎さん手作りのプロフェッサーロングヘアー粘土像です。 可愛いすぎ。

続いて、お外のお庭で演奏した3組です。
まずは、豊橋のブルーズマン中矢政嘉。 ちょうど夕日が沈む頃の2ステージ、ギターの弾き語りです。 の〜んびりお酒を飲みながら、みんなが中矢さんを囲んで聴いています。 トラディッショナルなブルーズやゴスペルナンバー。 きれいなギターの音。暖かい歌声。みんなニコニコしています。こんな幸福感に包まれることってなかなかないですね。
ここでも飛び入りでカズーを演奏したのは、ムーさん。すでに相棒って感じでした!

photo by H.Otsuji & K.Fukuzawa

続いては、ひときわ異彩を放っていたバンジョー弾き語りのあうんさん・すうじぃ。 バンジョー持って立ってるだけで十分異彩ですが、その可愛らしい歌声とノスタルジックなオリジナルソングで レインドッグスの庭は一気にすうじぃワールドに! この、なんともアナログな世界は一度ハマれば抜けだせなくなるでしょう! すうじぃさんは、例のザリガニ売りもしていました。

そして、当日に急遽出演が決定したオノリオ&スポック
バホセストとボタンアコーディオンで奏でられるTex-Mexは、ここで初めて聴く人も多かったのではないでしょうか? まず楽器自体が普通ではなかなかお目にかかれない代物です。スペイン語で歌うこのお2人、 だんだんメキシコ人にしか見えなくなります。

photo by N.Morishima

さて、本ステージに戻って、SHOKO&ES355。 確かなテクニックとステージングで、ギターと歌だけとは思えぬ盛り上げっぷりでした。
前半はしっとりブルージーに歌い上げ、後半は会場中にパーカッション楽器をばらまいて楽しくファンキーに。 最後の1曲は広島の鍵盤弾きマッカチン福沢ムーサンプロフェッサーロングヘアー&ザ・ニューオリンズパンチが 加わって『Mardi Gras In New Orleans』の大セッション大会です! (「当日のシークレットゲストって、お前等か?!」とか思われそうですが、元々は別に参加予定のゲストさんが いらっしゃったんですよ) ステージ上だけでなく、客席のお客さんたちもパーカッション楽器を手に演奏に参加し、大盛り上がりでした。
SHOKO&ES355は今回だけの特別ユニットという予定でしたが、今後も『a Little Hotsauce』の名前で活動を続ける ことになったそうです(喜)!

photo by N.Morishima

続いては、怒濤のロックンロールピアノと嵐のようなハプニングを巻き起こした
みんなからの「ピアノを真ん中に移動しよう」という提案を撥ね退け、隅っこでアップライトピアノを 演奏して、MCの時は中央に移動して漫談スタイルで笑わせる。 そんなことをやってのけた天罰でしょうか?漫談中にまさかの停電!! お客さんにあおられて、なんと暗闇で『Mess Around』を演奏してしまったのです! 近くのお客さん達が、手に手にライターやライトを持って銀さんの手許を照らします。
そしてここで、ES355をして「フェスが降りてきた」と言わしめた瞬間が訪れます。
やってしまいました。これです、これ。最後の『Tipitina』には迂闊にもちょっと泣いてしまいました。

最後、大トリをつとめるのはMitch's Lil brats brass band。 今さら「元ブラックボトムブラスバンド」という説明も不要の、トランペッターMITCHのブラスバンドです。
イベントの最後に相応しく厚みのあるサウンドで盛り上げ、会場を練り歩いての演奏。そうです。このサウンドなくして ガンボ祭りとは呼べないでしょう。

photo by N.Morishima

午後2時の開演から夜10時まで、ほんとにどっぷりニューオリンズの音楽に浸るイベントでした。 すべての出演者、スタッフ、足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。 次回のガンボフェスで、またお会いしましょう。

(写真を提供してくださった皆様、本当にありがとうございました!)

皆さまの声(敬称略)
あの場所で皆さんと音楽できて、本当に嬉しかったです!ほとんどの方が初めてお会いしたにも関わらず、もう既に心はひとつ!って感じで、あ〜シアワセ!
SHOKO
ほんとここはNOのTIPITINA’SかHOWLIN WOLFか!って感じで時空をトリップしましたわ。素晴らしいイベントでした。 参加させていただいてありがとう!
ES355
いや〜楽しかったですワ。手作りの、あったかいエエ感じのフェスティバルやったですね。で、お客さんも含め参加されてる方達がほんまにエエ人らばっかりで、おかげさんで“命の洗濯”になりましたワ。
オノリオ
ガンボ・フェスVol.1、楽しく過ごすことができました。 多くの方にお会いでき、また関西在住時代の旧友にも会う ことができ、充実した時間でありました。出演者、スタッフ のみなさん、お疲れ様でした。またお会いしましょう!
booney
ホントいい時間が過ごせました。行ってよかったです!演奏する側もみる側も<ホントに音楽が好き>って感じがモロに出ていて実にいい空間でした。
今ザー
ありがとぉ。ほんとーに楽しかったですね! 素晴らしいライブと屋台だったし来てくれたみなさまもとても積極的に楽しんでくれてるという、まさに祭り!でした。皆様ありがとうございました★
マネースパイダーかねこ
停電時、咄嗟の機転で鍵盤を照らして下さった皆様、それから、色んな曲でハモりや追っかけのコーラス、手拍子等で盛り上げて下さった皆様、有難うございました。楽しい時間を過ごす事が出来、また色んな方との出会いがあり、大変有意義な一日でした。
「GUMBO FEST」最高でした〜!!「こんな良いイベントがあってえぇのんか!?」てかんなりニヤケてしまいました。やっぱ志のあるイベントは素晴らしい。今や冠だけの「○○ストック」や「○○フェスティバル」の何百万倍も素敵な時間でした(感謝)。
テリー
めちゃ楽しくて、むちゃ楽しくて、ほんと嬉しかったです☆行ってよかったって心底思いました。いっぱいパワーいただきました。ありがとです。
のんち
ガンボフェス、ほんま楽しかったです!ありがとうございました!ああいうまったり系イベントはほんま気持ちいいっす。ザリガニを食らう勇気がなかったのが悔やまれます。第2回ガンボフェスに食ってみようと思ってます!
やっさん
あの場所にいたみんなが楽しめた非常にいいイベントでしたね。久しぶりに無茶苦茶楽しめました。あのガーデンステージは昔のジュークジョイント的な感じでやばかったですね。最高!
中矢政嘉
昨日は短い時間だったけど、とっても楽しかったです。 まだまだ居て いっぱい聴きたくて 後ろ髪ひかれまくり〜やったけど 今度はもっとゆっくり出来たらいいな。 また 楽しい企画 お待ちしてます
melonpan
素晴らしいイベントでしたね!憧れのニューオリンズ付近伝統の音楽。日本人でありながらその魂を受け継ぐ生き証人達が目の前で繰り広げる新しい音楽祭です。有り難うございました。
ムーさん
お客さんのみなさん、スタッフのみなさん、全国にチリジリになっていたけど久しぶりに会えた人達、先日はありがとうございました。とても楽しい週末でした。
n.yoshitake
大阪!!ほんとにありがとうございました。サイコーに楽しかったです!また行きたいなぁ・・
FUMIKA
出演者でも無いのに、デカイ顔して夫婦揃って遊ばせて頂いてありがとうございます。 好きな音楽の数々に、オノリオさんと同じく命の洗濯が出来ました。
hiro
先日は、お疲れサマでした。 久しぶりに、良い仲間と再会できた。そんな2日間でした。 カウベルありがとう。それと他バンドへの乱入、大変失礼致しました。
SPOCK & GUMBO
満喫できました。まるで、ニューオリンズが大阪に再現されたような楽しい時間を過ごすことができました。スタッフ、出演者の方々本当にありがとうございます。
マッカチン福沢

その他、たくさんの御声援をいただきました。ありがとうございました!


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